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2011年4月3日日曜日

弱気。

日本の同僚のメールからもあわただしさが伝わってくる。

日本では年度の始まりでもあり、色んなことがめまぐるしくスタートするこの時期。

今日は毎回楽しみに読んでいる同期隊員のブログの紹介から。
(☆タイ/養護教諭のブログ☆)

今回の彼女のブログはニジェールがボランティア事業を撤退したことについて書かれている。

彼女は自分の弱いところにもしっかり向き合えるとても強い女性である。

そしてそれは、私にないものである。

毎回、読みながら応援したり、じ~んときたり、はっとしたり。


任地で9ヶ月が経ち、色んなことが見えてきた。

それだけ、心が折れそうになる時期なのかもしれない。

と、私自身も実感する。


特に自分の弱さがよく見えてきた。

とても嫌な部分が見えてきた。

最近の私。

心が小さく、狭くなってきるんじゃないか?

と、不安になることがいっぱい。本当に。


ケニアはとても好きな国。
何気なくそこに居て、生活することはたやすい。


しかし、自分としての成果を求めたときに

お金とか、欲とか、あきらめとか、いろんなことがベールに包まれずにマザマザと渦巻いている世界に直面する。

自分の頭で整理できないことを相手の責任にしようとしたり。

そこで相手の気持ちまでコントロールするつもりでいる自分の間違いにうんざりする。


自分が赴任したときに重要視していた現地の住民と共にある活動。

たまに自分は何に向かって活動しているんだろう?と考えることもしばしば。

もっとシンプルに考えなければ。と、あせることもしばしば。


きっと、来るべき場所に来て、向き合うべきものに向き合っている。

自分が試されている。

前を向こうとしているからこそ。と思いたい。


言葉で説明できない漠然とした不安感。

救いがあるとすれば、それでもまだ半分以上残っている派遣期間。

ここが分かれ目。ここが勝負どころ。

しかし、それを超えられる絶対的なものがまだないことに気づいている自分。

ここまでの勢いや元気や正義感だけでは、根本的な解決につながらない。


そんな中で迎えた、先日の誕生日。

多くの友人や同僚、協力隊仲間、懐かしい教え子からお祝いと応援メッセージをもらった。

頑張っている様々な近況に、私ももっと頑張らなければと感じた。


そこに「特に送って欲しいものはない」と、といつも伝えている母から届いた初めての小包。

私の活動のためにと日本で販売されている布ナプキンの大量の製品と、ほんだしと、ひじきご飯の素。

そこに添えられた誕生日のメッセージには「頑張り過ぎないように」の文字があった。


色んな人々に支えられていることに、改めて気づいた誕生日。

ひとつの節目として、弱気な自分も確かにいることをここに綴っておきたい。

2 件のコメント:

れい さんのコメント...

遅ればせながら・・・お誕生日おめでとうございます!
高校時代、みんなでHAPPY BIRTHDAYを体育館で
熱唱してた私も、今や当時の先生の年齢を越えました。

あの当時見ていた先生の姿と
ブログを通じて知る先生の今
「先生でもこんな悩んだりするんや~」
弱気になった時に喝を入れられてた元教え子としては
ちょっと楽しませてもらってます 笑
相変わらず自問する日々ですが、いつか私も先生の
ように周りの人に影響を与えられる人になる為に、
精神的にも成長する為に、自分の今の仕事を
楽しみながら、頑張ります。

MIHARU さんのコメント...

>レイちゃん
コメントありがとう☆

向上心のある生徒と、向上心のない大人。
これには雲泥の差があります。
しかし、きっかけがあれば人は変わる!
高い壁と思わずに、まだまだ勉強&挑戦あるのみですね。

あの時も、今も、変わらず私はこんな感じです。^^
色んな人に支えられて、幸せです。
もちろん、レイちゃんにも!
さぁ、お互い頑張りましょう。