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2011年1月21日金曜日

ユースグループ。

今日は、ユースグループの会議に参加した。
最近とても活動が盛んになり、今月に入ってもう4回目である。

昨日紹介したバイロンがリーダーのこのユースグループ。
みんな積極的に意見を言い合える、素晴らしいメンバーたちである。

このグループに対しての私の目的は、メンバーたちにHIV/AIDS教育の知識・指導力をつけ、
即戦力としてナイバシャ内の学校に講師として送り出し、教育でHIV/AIDSの問題を解消していこうというものである。
そのために彼らが専門的な知識や指導を学ぶための講師を見つけ、
講習会を設定していくための準備を昨年末から始めている。
彼ら自身が若いのと、関わるのが子供たちとあって、今後の発展も大いに期待できる。

ということで、

今回は、前回集まった際に牛の糞を利用して作った
環境にやさしいエコ燃料の試作品を燃やしてみよう。という活動であった。


・・・はい、エイズと全く関係ございません。

そして、うまく燃えずに失敗に終わった。

そしてそして、今度の日曜にまたみんなで作り直しとなった。



というように毎回、会議ではさまざまなトピックが出てきて、

何かと興味があるメンバーゆえ、色んな活動に手を出しているのだ。

来たるバレンタインデーには、
入院患者にカードとバラの花をプレゼントするという企画も本日決まった。

面白そうなものはどんどん取り入れて、地域や周囲に還元していくというスタイルのようである。

その中で私は日本人ということで、ハイテクノロジーの知識を伝授してくれだの、
WEBサイトのプログラミングを伝授してくれだのと求められることもしばしば。

「ミハル!出し惜しみしないで、俺たちに教えてくれよ!」

と、ちょくちょく意見を求められるのだが、出し惜しみなんてしてない。
未だかつて牛の糞を燃料として使ったこともないし、
ハイテクノロジーの恩恵を受けて育ってはきたがその構造は全く知らないし、
その前に民族語とスワヒリ語の会議自体が理解できていないんだよ。サマハーニ。(ごめん。)
という残念な事態が起こっている。

しかし、活気に満ちている彼らとの活動は本当に楽しい。
毎回活動の最初と最後には、全員で神に祈りをささげる。

「今日はミハルが代表をやってくれ」
というので、心をこめて日本語で代表を務めた。

「神様、このメンバーたちとの出会いに私はとても感謝しています。
 彼らはとてもいい子たちです。
 私たちの活動が成功に終わることを私は心から願っています。
 そして、日本にいる教え子たちがセンター試験を終え2次試験に向かってがんばっています。
 彼らが自分の目標を見失わず、最後まであきらめずに己と戦いきることにができますように。
 神様も応援をお願いします。ありがとう。」

後半は全く彼らに関係なく、この場を借りてしまった感があるが、
私以外の誰一人として意味をわからないので、みんなしっかり祈り、満足してくれた。
声に出して神に祈る経験は、初めてだったかもしれない。

明日はバイロンを連れて、活動支援基金をもらうためのプロポーザルの書き方を教えてもらいに
マタツで1時間のNAKURUという町まで行く。

朝8時にマタツステージに集合なので、バイロンに
「明日の朝大丈夫?いつも何時におきてるの?」
ときいたら



「4時。」
と即答された。
こいつ只者じゃない。

なにやら筋トレや詩の朗読など、いろいろ忙しいようだ。

その後はそこから3時間のKISUMUという町に向かい
エイズ対策プロジェクトに向けての打ち合わせを前回紹介した専門家さんとする予定だ。

楽しみである。

 《本日の活動の様子》


材料の牛糞・灰・練炭のクズ・砂・水をこねて丸めて乾燥させて出来上がり。

燃料を火にかける準備

乾燥しているためすぐに燃え出した

釜に入れる

すぐに火が消えてしまい今回は失敗

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