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2010年11月11日木曜日

風に立つライオン。

「風に立つライオン」   作詞作曲:さだまさし


皆さんはこの曲をご存知だろうか。

さだまさしさんがケニアの僻地医療に携わる医師:柴田紘一郎さんに感銘を受けて
昭和62年に作詞作曲した曲。
15年の構想の末、15分で一気に書き上げたという素晴らしい歌詞。

昨年の事前研修の時に同期隊員から教えてもらって以来、よく聴いていたこの曲。

この大好きな曲を、先日改めて私に紹介してくれたのは、

いつもふとした時に日本からメールをくれる高校時代の同級生。

テレビでこの曲を初めて聴いて、すぐに私を思い出してメールしてくれたとのこと。

とてもうれしかった。

彼女のたわいもない話が、いつもケニアにいる私の心を和ませてくれる。
その心遣いに、いつも本当に感謝している。

「風に立つライオン」

ケニアで働く医師の立場から、日本にいる自分の大切な人に宛てて書かれた歌詞。

おそらくその時代から、ほとんど変わっていないであろうケニア。

同じケニアに身を置き、今の立場で改めて聴くと、また違った深い感動があった。

マサイ語で「荒れる湖」という意味を持っている私の赴任地「ナイバシャ」。

私もその風に向かって凛と立つ、ライオンのようになりたい。

そして、

私の大切な人にもこの曲を送りたい。

大切な人とは、現在の私を形づくってくれている


今まで出逢った全ての人たち。


こうして私のブログを世界のどこかで見ていてくれるあなたのこと。



いつも、ありがとう。

ケニアから感謝を込めて。


画像紹介(色文字をクリックすると見られます。)
(画質は悪いけどおすすめ!
歌詞&歌手映像あり♪)

(ケニアの壮大な風景と共に♪) 


「風に立つライオン」作詞・作曲:さだまさし



突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります  ありがとう  ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ渕で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました
ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット

何より僕の患者たちの 瞳の美しさ
この偉大な自然の中で病と向かい合えば

神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね




去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 
去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ

僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです

空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい

最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています

おめでとう  さよなら



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